コンプライアンス経営の実現のために人や組織をどう変革させていくか。「これをやれば達成できる」という絶対の解はありません。
完全を求めるのではなく“セカンドベスト”の発想で、まず出来ることから始めましょう。
企業コンプライアンス・コンプライアンス経営の担当者として満たすべき最低条件は、
の2つです。理由は簡単で「重みが無い人からの苦言は聞き流される」、「言っている事とやっている事が一致しない人を信用する人はいない」からです。
では、これら最低条件を満たすためには何をしなければならないか。
「この人は正論を吐くが、確かにそれに値する人だ」と周りの人に思わせる態度や行動を、身をもって(最低でも)2つから3つは示す必要があります。
容易いことではありませんが、これを実行しない限りコンプライアンス実現の成功確立は上がりません。
コンプライアンス担当部門・担当者として社内の各部署に認められる存在になりましょう。
周囲に影響力を及ぼす「力の源泉」としては”権力”などに代表される「外的な力」と、それに頼らない「内的な力」があります。説得力や影響力は「内的な力」の方が強いので、とにかく後者を強化することに全力を注ぐべきです。
強化術(その1)を確実に実行すれば自ずとその存在感は高まっていくのですが、さらに以下も実行すると良いでしょう。
コンプライアンス違反の芽は、ものごとを「他人事」として捉えるメンタリティーから生まれます。組織の全員を巻き込んだ働きかけを行い、物事を“自分ごと”として捉える訓練を繰り返しましょう。
コンプライアンス違反はいくら知識を学んでもそれを防止することは困難です。知識で現実が動いているわけではないからです。
知と情を交差させた訓練が必須です。
(注)上記強化術は三段跳びの関係にあります。
ホップなしではステップ出来ません。またステップなしではジャンプ出来ません。 これが真実です。
これを「綺麗ごとの正論」と捉える見方もありますが、結局は正論が勝利します。
まずはこの正論をありのままに受け入れ、やってみることを強くお勧めします。